MENU

介護職求人掲載に最適な媒体15選|効果比較付き

  • URLをコピーしました!

「なかなか応募が集まらない」「採用コストがかさむばかりで効果が出ない」—こんな悩みを抱える介護事業者は少なくありません。

介護業界の有効求人倍率は4.09倍(2024年10月時点)と、全職業平均の1.16倍を大きく上回っています。つまり、介護職の求職者1人に対して4社が争奪戦を繰り広げている状況なのです。

このような厳しい採用環境では、「どの求人媒体に掲載するか」という選択が採用成功の鍵を握ります。適切な媒体選びができれば、限られた予算で最大の効果を得られるでしょう。


目次

介護職求人掲載に最適な媒体15選

介護職の採用に効果的な求人媒体を15種類ご紹介します。それぞれの特徴や強み、費用感を比較しながら、自社に最適な媒体を見つける参考にしてください。

介護職の採用では、「専門性の高い人材を集めたい」「未経験者でも歓迎したい」「地域密着で採用したい」など、事業所によって求める人材像が異なります。そのニーズに合わせた媒体選びが重要です。

介護職求人媒体の比較表が映されたタブレット画面

1. ジョブメドレー

医療介護従事者専門の求人サイトで、業界最大級の求人数を誇ります。

掲載自体は無料で、採用が決まった場合のみ費用が発生する「採用課金制」を採用しています。採用単価は職種によって異なりますが、介護職の場合は1名あたり5〜10万円程度です。

医療・介護業界に特化しているため、専門性の高い人材を効率的に集められる点が強みです。求職者も「介護の仕事」を探している人が集まるため、ミスマッチが少ないのも特徴と言えるでしょう。

2. カイゴジョブ

介護職専門の求人サイトで、年間転職成功実績10,000件以上を誇ります。

ジョブメドレーと同様に採用課金制を採用しており、1名採用あたり最安5万円からとなっています。専任キャリアパートナーによる無料サポートが充実しており、求職者の希望に合わせた提案力に定評があります。

非公開求人も豊富で、転職を考えている介護職の方々から高い支持を得ています。特に有資格者の採用に強みがあり、質の高い人材を求める事業所におすすめです。

3. レバウェル介護(旧:きらケア)

年間利用者80万人以上を誇る大手介護職専門の求人サイトです。

月給33万円以上の好条件求人が多数掲載されており、有資格者優遇の求人も充実しています。2025年9月時点で約159,000件の求人を掲載しており、求人数の多さも強みです。

プロの徹底サポートが特徴で、求職者に寄り添った転職支援を行っています。介護職の転職サイトとしての認知度も高く、多くの求職者が利用しているため、応募数を確保しやすい媒体と言えるでしょう。


求人媒体の種類と特徴

介護職の求人媒体は大きく分けて「転職サイト・エージェント」「求人広告」「地域密着型媒体」の3つに分類できます。それぞれの特徴を理解し、自社の採用ニーズに合った媒体を選びましょう。

介護職の求人媒体の種類を示す図表

4. マイナビ介護職

認知度No.1の介護職転職エージェントで、介護業界に精通したキャリアアドバイザーが転職をサポートします。

「一人ひとりに寄り添える転職を」をキーワードに掲げており、転職希望者の立場に立った情報提供が強みです。特に「施設の雰囲気」「職員の定着率」「残業時間・年間休日数」など、転職希望者が本当に知りたい情報を集めている点が特徴的です。

都市部の良質な求人が多く、アドバイザーの対応も幅広いため、様々なニーズに対応できます。アプリからも手軽に転職活動ができるのも利便性が高いポイントです。

5. 介護ワーカー

手厚いサポートが特徴の介護職専門転職サイトです。特に有資格者は好条件でのスピード転職が可能です。

2025年9月時点で約54,900件の求人を掲載しており、高給料の求人も多数取り扱っています。年間転職成功実績10,000件以上という実績も信頼性の高さを示しています。

転職・就職活動を無料でサポートしており、短期転職希望者にもおすすめです。求職者の希望条件に合わせたきめ細かな提案が評価されています。

6. かいご畑

無資格・未経験者の採用にも強みを持つ介護職専門の求人サイトです。

キャリアアップ応援制度があり、資格取得支援も行っているため、将来的に介護のスキルを磨きたい人材の採用に適しています。未経験からでも介護業界で働きたいという求職者に人気があります。

求人の質にもこだわっており、働きやすい環境の事業所を厳選して掲載している点も特徴です。介護業界に新しい人材を呼び込みたい事業所におすすめの媒体です。


目的別おすすめ求人媒体

採用の目的や求める人材像によって、最適な求人媒体は異なります。ここでは目的別におすすめの媒体をご紹介します。

採用活動の成功には、「どんな人材が欲しいのか」を明確にし、その層にリーチできる媒体を選ぶことが重要です。自社の求める人材像と各媒体の特性を照らし合わせて選びましょう。

介護職員が笑顔で働いている様子

有資格者を採用したい場合

介護福祉士やケアマネジャーなど、専門資格を持つ人材を採用したい場合は、専門性の高い求人媒体がおすすめです。

特におすすめなのが「レバウェル介護」「マイナビ介護職」「カイゴジョブエージェント」です。これらの媒体は有資格者の利用率が高く、専門性の高い人材とのマッチング実績が豊富です。

有資格者は求人条件もしっかり比較検討する傾向があるため、給与や休日数、研修制度など、働く環境の良さをアピールできる媒体を選ぶことが重要です。

未経験者を採用したい場合

未経験者でも歓迎したい場合は、幅広い層にリーチできる総合型の求人媒体や、未経験向けの求人が多い媒体がおすすめです。

「かいご畑」「ナイス介護」「タウンワーク」などが未経験者の採用に強みを持っています。特に「かいご畑」は資格取得支援制度があり、未経験者のキャリアアップをサポートしている点が特徴です。

未経験者向けの求人では、「資格がなくても大丈夫」「イチから丁寧に教えます」といったメッセージを明確に伝えることが応募増加につながります。

地域密着で採用したい場合

特定の地域で人材を採用したい場合は、地域密着型の媒体が効果的です。

「ケアジョブ」「ことメディカル」などは地域に特化した求人を多く掲載しています。特に「ことメディカル」は関西地域に強みを持っており、地域特性を理解した採用支援が可能です。

また、地域の求職者にアプローチするなら「チラシのポスティング」や「新聞折込チラシ」も効果的な手段です。特に通勤圏内の人材を採用したい場合は、施設周辺へのポスティングが有効でしょう。


費用対効果で選ぶ求人媒体

採用予算は限られているため、費用対効果の高い媒体選びが重要です。ここでは、費用形態別に求人媒体を比較します。

求人媒体の費用形態は大きく「掲載課金型」と「成功報酬型」に分けられます。どちらが自社に適しているかを見極めることが、効率的な採用活動につながります。

コストパフォーマンスを表す天秤のイメージ

7. 掲載課金型媒体

掲載課金型は、求人広告を掲載する期間に応じて費用が発生する形態です。採用の成否に関わらず固定費用がかかるため、応募が見込める媒体を選ぶことが重要です。

「タウンワーク」は掲載先都道府県別の一律価格で、1都3県の場合、2週間で18,000円(2022年11月時点)となっています。比較的リーズナブルな価格設定で、幅広い層にアプローチできます。

「ノルワークス」はドライバーに特化した求人サイトで、掲載日数90日で一都三県の場合270,000円となっています。送迎ドライバーなど、特定の職種を採用したい場合に効果的です。

掲載課金型は「確実に採用したい」というよりも「広く求人情報を知ってもらいたい」という場合に適しています。応募数を増やしたい場合や、施設の知名度向上も兼ねたい場合におすすめです。

8. 成功報酬型媒体

成功報酬型は、実際に採用が決まった場合のみ費用が発生する形態です。初期費用がかからないため、リスクを抑えた採用活動が可能です。

「ジョブメドレー」「カイゴジョブ」などが採用課金制を採用しており、1名採用あたり最安5万円〜となっています。採用が決まらなければ費用は発生しないため、予算を効率的に使いたい事業所におすすめです。

「e介護転職」は、何人採用しても費用は固定の「定額掲載プラン」と実績課金型の「応募課金プラン」の2種類から選べるため、採用人数や予算に応じて最適なプランを選択できます。

成功報酬型は「確実に採用を決めたい」「採用コストを明確にしたい」という場合に適しています。ただし、1名あたりの採用コストは掲載課金型より高くなる傾向があるため、採用予定人数が多い場合は総コストを試算しておくことが大切です。

9. 併用戦略の効果

最も効果的なのは、複数の媒体を組み合わせて使う「併用戦略」です。異なる特性を持つ媒体を組み合わせることで、幅広い層にアプローチできます。

例えば、専門性の高い人材を採用したい場合は「レバウェル介護」や「マイナビ介護職」などの専門媒体を中心に、地域の求職者にもアプローチするために「チラシのポスティング」を併用するといった方法が効果的です。

また、掲載課金型と成功報酬型を組み合わせることで、リスクを分散しながら効率的な採用活動が可能になります。予算と目標採用人数のバランスを考えながら、最適な組み合わせを検討しましょう。


ウェブ広告を活用した求人戦略

従来の求人媒体だけでなく、ウェブ広告を活用した求人戦略も効果的です。特に若い世代へのアプローチに強みがあります。

ウェブ広告は、ターゲットを絞り込んで配信できるため、効率的に求職者にリーチすることが可能です。自社サイトへの誘導や求人媒体への応募増加を目的に活用しましょう。

スマートフォンでウェブ広告を見ている様子

10. リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索したユーザーに広告を表示する方法です。

「介護 求人」「介護士 転職」などのキーワードで検索するユーザーに対して広告を表示できるため、求職意欲の高いユーザーにピンポイントでアプローチできます。

クリック課金制のため、実際に広告がクリックされた場合のみ費用が発生します。予算に応じて1日の上限額を設定できるため、コントロールしやすい点も魅力です。

リスティング広告は、求人情報を能動的に検索しているユーザーにアプローチできるため、応募意欲の高い人材を集めやすいという特徴があります。

11. ディスプレイ広告

GoogleやYahoo!のディスプレイネットワーク(GDN、YDA)に参加しているウェブサイトに広告を表示する方法です。

バナー広告のような画像を用いた広告が主流で、視覚的なアピールが可能です。ターゲットの年齢や性別、興味関心などに応じて配信対象を絞り込むことができます。

リスティング広告と比べて単価が安く、多くのユーザーの目に触れやすいという特徴があります。ただし、求職意欲が明確でないユーザーも含まれるため、応募率はリスティング広告より低くなる傾向があります。

施設の知名度向上や採用ブランディングも兼ねた広告展開に適しています。

12. ジオターゲティング広告

ユーザーの位置情報を基に、特定のエリアにいるユーザーに広告を配信する方法です。

施設周辺のエリアを指定して広告を配信することで、通勤圏内の求職者にピンポイントでアプローチできます。特に地域密着型の採用を行いたい場合に効果的です。

例えば、競合施設の周辺エリアを指定して広告を配信することで、競合施設の職員や来訪者に自社の求人情報をアピールすることも可能です。

スマートフォンの普及により、位置情報を活用した広告配信の精度は向上しています。地域を絞った効率的な採用活動に役立つでしょう。


採用成功のための媒体活用ポイント

求人媒体を選ぶだけでなく、効果的に活用することも重要です。ここでは採用成功のためのポイントをご紹介します。

どんなに良い媒体を選んでも、求人原稿の内容や応募者対応が不十分では効果は半減してしまいます。媒体選びと同時に、以下のポイントも押さえておきましょう。

13. 求人原稿の工夫

求人原稿は応募者の第一印象を左右する重要な要素です。以下のポイントを押さえた原稿作りを心がけましょう。

まず、タイトルは「未経験歓迎」「資格取得支援あり」など、求職者の目を引くキーワードを入れることが効果的です。また、給与や休日数などの待遇面は具体的な数字で示すことで、求職者の信頼を得やすくなります。

職場の雰囲気や教育体制、キャリアパスなど、数字では表せない魅力も具体的に伝えることが大切です。「アットホームな職場です」といった抽象的な表現ではなく、「月1回のランチ会があります」「先輩スタッフによるマンツーマン指導があります」など、具体的なエピソードで伝えると説得力が増します。

また、写真や動画を活用して職場の様子を視覚的に伝えることも効果的です。求職者は「どんな環境で働くことになるのか」を具体的にイメージしたいと考えています。

14. 応募者対応の質

応募が来てからの対応も採用成功の重要な要素です。特に介護業界は人材不足が深刻なため、応募者は複数の施設に同時に応募していることが多いでしょう。

応募から連絡までのスピードが重要です。できるだけ早く(理想は24時間以内)に連絡を取り、面接日程の調整を行いましょう。連絡が遅れると、その間に他の施設から内定が出てしまうリスクがあります。

面接当日は、施設の雰囲気を感じてもらえるよう、実際の職場を案内するなどの工夫も効果的です。また、面接後のフォローも忘れずに行いましょう。不採用の場合でも丁寧な連絡を心がけることで、施設の印象が良くなり、将来的な応募につながる可能性もあります。

15. 採用業務の効率化

採用業務は施設運営と並行して行うため、効率化が重要です。特に中小規模の介護事業所では、採用担当者が他の業務と兼務していることも多いでしょう。

複数の求人媒体を利用する場合、応募者管理が煩雑になりがちです。応募者情報を一元管理できるシステムの導入や、面接日程調整の自動化ツールの活用などで業務効率を高めることができます。

また、採用業務に多くの時間を割けない場合は、採用代行サービスの利用も検討する価値があります。「かいごのおたすけ採用隊」のような中小介護事業者専門の採用代行サービスを利用すれば、求人戦略の策定から応募者対応、面接調整まで一貫してサポートしてもらえます。

採用業務を効率化することで、本来の業務に集中でき、結果的に施設運営の質の向上にもつながるでしょう。


まとめ:最適な求人媒体で採用成功へ

介護職の求人掲載に最適な媒体を選ぶには、自社の採用ニーズと各媒体の特性を理解することが重要です。

専門性の高い人材を求めるなら「レバウェル介護」「マイナビ介護職」などの専門媒体、未経験者を広く募集するなら「かいご畑」「タウンワーク」などの総合媒体、地域密着で採用するなら「ケアジョブ」やポスティングが効果的です。

また、費用対効果を考慮した媒体選びも重要です。掲載課金型は初期コストがかかるものの広く情報を発信できる一方、成功報酬型は採用が決まるまで費用がかからないためリスクを抑えられます。自社の予算と採用計画に合わせて選びましょう。

さらに、ウェブ広告を活用した求人戦略も効果的です。リスティング広告やジオターゲティング広告を活用することで、ターゲットを絞った効率的な採用活動が可能になります。

最後に、どんなに良い媒体を選んでも、求人原稿の内容や応募者対応が不十分では効果は半減します。魅力的な求人原稿の作成、迅速な応募者対応、採用業務の効率化にも注力しましょう。

採用に課題を抱える中小介護事業者の方は、「かいごのおたすけ採用隊」のような採用代行サービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。月額10万円(税別)で採用業務を完全代行し、戦略的求人設計や積極的スカウト活動、業界ネットワークの活用など、専門的なアプローチで採用課題の解決をサポートします。

適切な求人媒体の選択と効果的な活用で、介護人材の確保に成功し、質の高いサービス提供につなげていきましょう。

中小介護事業者の採用でお悩みなら、かいごのおたすけ採用隊にご相談ください。無料相談実施中!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

介護・建設・製造業をはじめとした中小企業の採用支援に従事。人材不足に悩む現場に対し、求人広告・SNS採用・採用代行(RPO)などを組み合わせた戦略的な採用コンサルティングを提供。現場理解とデジタル活用を強みに、企業の持続的な人材確保を支援しています。

目次