
介護職採用で直面する課題と面接の重要性
介護業界では慢性的な人材不足が続いています。厚生労働省の調査によると、介護職の有効求人倍率は全職種平均の約3倍にあたる3.40倍(2019年5月時点)を記録。この数字からも、介護人材の確保がいかに難しいかがわかります。
人材不足の中で質の高い介護職員を採用するには、採用プロセスの中でも特に「面接」が決め手となります。応募者の本質を見抜き、貴施設との相性を確認できるかどうかは、面接官の質問力にかかっているのです。
しかし、多くの介護施設では「何を質問すれば良いのかわからない」「表面的な回答しか引き出せない」といった課題を抱えています。適切な質問ができなければ、採用のミスマッチが生じ、早期離職という最悪の結果を招きかねません。

この記事では、介護職採用における面接の質を高め、採用成功率を飛躍的に向上させる質問術をご紹介します。適切な質問で応募者の本質を見抜き、貴施設にぴったりの人材を見つけるためのノウハウを、具体的な質問例とともにお伝えします。
採用担当者として知っておくべき質問の組み立て方から、応募者の本音を引き出すテクニックまで、すぐに実践できる内容です。この記事を読めば、あなたの施設の採用成功率を3倍高める可能性が広がります。
介護職採用で見極めるべき4つの適性ポイント
介護職の採用面接では、応募者のどのような点を見極めるべきでしょうか。介護の現場で長く活躍できる人材を見つけるためには、以下の4つの適性ポイントを確認することが重要です。
1. ホスピタリティと共感力
介護職に最も求められる資質は、利用者に寄り添うホスピタリティと共感力です。相手の気持ちを理解し、一人ひとりに合わせたケアを提供できるかどうかは、介護の質を大きく左右します。
面接では、過去の経験や具体的な事例を通して、応募者が他者への思いやりを持ち、相手の立場に立って考えられるかを確認しましょう。言葉遣いや表情、話し方からも、その人の共感力は伝わってきます。
2. コミュニケーション能力
介護の現場では、利用者やその家族、他のスタッフとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。特に、自分の考えを明確に伝える力と、相手の話をしっかり聴く力が重要となります。

面接中の受け答えそのものが、コミュニケーション能力の証です。質問の意図を正確に理解し、わかりやすく回答できているか、また面接官の話をきちんと聞いているかを観察しましょう。
3. ストレス耐性と柔軟性
介護の仕事は身体的にも精神的にも負荷がかかります。予期せぬ事態も多く、臨機応変な対応が求められる場面も少なくありません。そのため、ストレスに強く、変化に柔軟に対応できる人材が理想的です。
過去の困難をどう乗り越えてきたか、予想外の状況にどう対応したかなどを質問することで、応募者のストレス耐性と柔軟性を評価できます。
4. 成長意欲と学習姿勢
介護技術や知識は日々進化しています。新しいことを学び続ける意欲と、自己成長への前向きな姿勢を持っているかどうかは、長期的に活躍できる人材かを見極める重要な指標です。
資格取得への意欲や、これまでの学習経験、キャリアビジョンなどを通して、応募者の成長意欲と学習姿勢を確認しましょう。
これらの適性ポイントを効果的に見極めるためには、的確な質問が不可欠です。次のセクションでは、応募者の本質を引き出す質問術について詳しく解説します。
応募者の本音を引き出す4つの質問フレーズ
介護職の面接では、応募者が事前に準備した模範的な回答ではなく、本音や真の人間性を知ることが重要です。特に志望動機や退職理由などは対策されやすいため、表面的な回答に終わりがちです。
ウェルミージョブの調査によると、最近の応募者はインターネットで回答例を調べ、入念な対策をしていることが多いとされています。そこで効果的なのが、応募者の本音を引き出す「4つの魔法のフレーズ」です。
1.「なぜ」で掘り下げる
応募者が答えたことの裏側にある目的や根拠、理由を引き出すための質問です。「なぜ」と問いかけることで、準備された回答から一歩踏み込んだ本音を聞き出せます。
例えば、応募者が「3年間、特養に勤務していました。経験とスキルを活かし、より家庭的なグループホームでの介護にチャレンジしたいからです」と答えた場合、次のように掘り下げられます。
- 「なぜ、グループホームなら家庭的な環境で介護ができると思いましたか?」
- 「なぜ、特養では家庭的な環境で介護を行うことが難しかったのでしょうか?」
この「なぜ」という問いかけに対して、応募者は自分の言葉でしか答えることができません。そのため、より深い考えや本音を知ることができるのです。

2.「具体的には」で明確化する
漠然とした回答を具体的な内容に落とし込むための質問です。抽象的な表現や曖昧な言葉を使っている場合に、実際にどういうことなのかを明らかにします。
応募者が「介護理念の『一人ひとりが尊厳をもって暮らせる場所をつくる』に共感しました。利用者さまに寄り添ったサポートをしたいと考えています」と答えた場合、次のように具体化を促せます。
- 「〇〇さんが考える尊厳とは具体的にどのようなことでしょうか?」
- 「寄り添ったサポートで具体的にチャレンジしたいことを教えてください」
「具体的には」という問いかけにより、応募者の考えがより明確になり、言葉の裏にある本当の思いや価値観を知ることができます。
3.「どう思った」で考えを引き出す
応募者が自身の考えや気持ちを自由に答えられるようにする質問です。特に過去の経験や状況に対する本音を引き出すのに効果的です。
例えば、退職理由として「旧態依然とした介護方針でした。利用者さまが望まないケアをするのが心苦しかったです。施設長も黙認しており、退職を決断しました」と答えた場合、次のように質問できます。
- 「利用者さんが望まないであろうケアを受けている時、どう思っていましたか?」
- 「施設長が問題を解決しようとしないことに対してどう思いましたか?」
「どう思った」という問いかけは、応募者の価値観や判断基準を明らかにし、職場環境や仕事への姿勢を知る手がかりになります。
4.「どう感じた」で感情を探る
応募者の経験や行動にともなう感情を引き出すための質問です。感情面に焦点を当てることで、その人の人間性や共感力をより深く理解できます。
退職理由として「効率性を重視する方針が極端すぎました。看取りや排泄介助で尊厳が守られておらず、改善提案をしたのですが、理解されず退職を決めました」と答えた場合、次のように感情を探れます。
- 「看取りにも効率さを重視していることについて、どう感じましたか?」
- 「〇〇さんの提案が認めてもらえなかった時、どう感じましたか?」
「どう感じた」という問いかけにより、応募者の感情の機微や価値観の優先順位を知ることができます。これは特に介護職において重要な共感力や感情知性を評価する上で貴重な情報となります。
これら4つの質問フレーズを使いこなすことで、応募者の本音や価値観、人間性を効果的に引き出すことができます。次のセクションでは、実際の面接で使える具体的な質問例をご紹介します。
介護職採用で効果的な10の質問例
面接で応募者の適性を見極めるためには、的確な質問が不可欠です。ここでは、介護職採用において特に効果的な10の質問例をご紹介します。それぞれの質問の意図と、回答から読み取るべきポイントも解説します。
1. 介護の仕事を選んだきっかけは何ですか?
この質問は、応募者の介護職への志望動機と価値観を探るためのものです。家族の介護経験や、人の役に立ちたいという思いなど、個人的な経験や価値観が語られることが多いでしょう。
回答からは、介護職に対する理解の深さや、長期的に働く意欲があるかどうかを読み取ることができます。表面的な回答に終始する場合は、「なぜ」を使って掘り下げてみましょう。

2. 介護において最も大切だと思うことは何ですか?
応募者の介護に対する価値観や優先順位を知るための質問です。尊厳の尊重、自立支援、コミュニケーション、安全性など、様々な回答が考えられます。
回答内容と、それを説明する際の熱意や具体性から、応募者の介護に対する理解度や姿勢を評価できます。「具体的には」を使って、抽象的な回答をより具体化してもらいましょう。
3. 困難な利用者への対応で工夫したことはありますか?
問題解決能力とコミュニケーションスキルを評価するための質問です。実際の経験に基づいた回答からは、応募者の対応力や柔軟性、利用者本位の姿勢などが見えてきます。
具体的なエピソードを交えた回答が理想的です。経験者であれば実際の事例を、未経験者であれば類似した状況での対応を聞くことで、応募者の思考プロセスや対人スキルを評価できます。
4. チームワークを大切にするために心がけていることは?
介護現場では、チームでの連携が不可欠です。この質問では、応募者の協調性やコミュニケーション能力、チーム内での役割意識などを探ります。
「報告・連絡・相談を欠かさない」「他のスタッフの意見に耳を傾ける」など、具体的な行動や姿勢が語られると良いでしょう。回答からは、職場での人間関係構築能力や協力姿勢を読み取ることができます。
5. 介護の仕事で最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
応募者のモチベーション源や価値観を知るための質問です。利用者の笑顔や「ありがとう」の言葉、ADLの改善など、様々な回答が考えられます。
回答内容とその語り方から、応募者が介護の仕事のどこに喜びを見出し、何を大切にしているかが見えてきます。「どう感じた」を使って、その時の感情をより深く引き出すと良いでしょう。
6. 仕事上のストレスにどのように対処していますか?
ストレス耐性と自己管理能力を評価するための質問です。介護は身体的にも精神的にも負荷の大きい仕事であり、適切なストレス管理は長く働き続けるために不可欠です。
趣味や運動、人との交流など、具体的なストレス解消法があるかどうか、また自分の心身の状態を客観的に把握する習慣があるかどうかを確認しましょう。
7. 前職での改善提案や工夫した点はありますか?
主体性や問題解決能力、改善意識を評価するための質問です。具体的な改善事例とその成果、あるいは提案したものの実現しなかった経験とその対応などから、応募者の仕事への取り組み姿勢が見えてきます。
「具体的には」を使って、どのような課題をどう解決したのか、詳細を引き出すと良いでしょう。
8. 5年後、どのような介護職になっていたいですか?
キャリアビジョンと成長意欲を探るための質問です。明確なビジョンがあるかどうか、また現実的な目標設定ができているかどうかを確認します。
資格取得や専門性の向上、リーダーシップの発揮など、具体的な目標と、そのための行動計画が語られると理想的です。回答からは、長期的に働く意欲と自己成長への姿勢を読み取ることができます。
9. 認知症ケアで大切にしていることは何ですか?
専門知識と介護観を評価するための質問です。パーソン・センタード・ケアの理解や、その人らしさの尊重、環境調整の重要性など、認知症ケアの基本的な考え方を理解しているかを確認します。
経験に基づいた具体的なケア方法や、認知症の方との関わりで学んだことなどが語られると、応募者の専門性と人間性の両面を評価できます。
10. 当施設について、気になる点や質問はありますか?
面接の最後に行う質問で、応募者の準備度や関心の深さを測ります。事前に施設について調べ、具体的な質問ができるかどうかは、仕事への取り組み姿勢を示す指標となります。
また、どのような点に関心を持っているかによって、応募者の価値観や優先事項も見えてきます。ケア方針や教育制度、キャリアパスなどを質問する応募者は、長期的な視点で仕事を考えている可能性が高いでしょう。
これらの質問を効果的に組み合わせ、状況に応じて「なぜ」「具体的には」「どう思った」「どう感じた」で掘り下げることで、応募者の本質を見極めることができます。
採用成功率を高める面接テクニック
質問内容だけでなく、面接の進め方も採用成功率に大きく影響します。ここでは、介護職採用の面接を成功させるためのテクニックをご紹介します。
リラックスした雰囲気づくり
緊張している応募者からは本来の姿を見ることができません。面接の冒頭で簡単な雑談を交えたり、笑顔で接したりすることで、リラックスした雰囲気を作りましょう。
「今日はお越しいただきありがとうございます」「お茶はいかがですか?」など、温かい言葉かけから始めることで、応募者の緊張をほぐすことができます。

積極的傾聴の実践
応募者の話をしっかり聴くことは、相手を尊重する姿勢を示すだけでなく、より多くの情報を得るためにも重要です。アイコンタックトを保ち、相づちを打ちながら、応募者の言葉に耳を傾けましょう。
また、応募者の回答を遮らず、十分に話し終えるまで待つことも大切です。沈黙を恐れず、応募者が考える時間を与えることで、より深い回答を引き出せることもあります。
行動面接法の活用
「〜したことはありますか?」という質問ではなく、「〜した具体的な事例を教えてください」と、実際の行動事例を聞く方法です。過去の行動は将来のパフォーマンスを予測する良い指標となります。
STAR法(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)に沿って質問することで、応募者の問題解決能力や思考プロセスをより具体的に評価できます。
非言語コミュニケーションの観察
言葉だけでなく、表情、姿勢、視線、声のトーンなどの非言語コミュニケーションからも多くの情報を得ることができます。特に、言葉と表情が一致しているかどうかは、応募者の誠実さを測る重要な指標です。
また、介護職では利用者の非言語サインを読み取る能力も重要なため、応募者自身の非言語コミュニケーション能力も評価しましょう。
複数面接官による多角的評価
可能であれば、異なる立場や視点を持つ複数の面接官で評価することをおすすめします。例えば、管理者と現場リーダー、あるいは人事担当と介護職員など、異なる視点からの評価を組み合わせることで、より客観的な判断が可能になります。
各面接官が異なる側面に焦点を当てた質問を担当することで、限られた面接時間内でも多角的な評価ができます。
施設見学の組み込み
面接と併せて施設見学を行うことで、応募者に実際の職場環境や雰囲気を体感してもらえます。これにより、応募者側も入職後のミスマッチを防ぐことができます。
見学中の質問や反応、利用者やスタッフとの自然なやりとりなども、応募者の適性を判断する重要な材料となります。
これらのテクニックを組み合わせることで、より効果的な面接が実現し、採用成功率の向上につながります。次のセクションでは、面接後の評価と意思決定のプロセスについて解説します。
面接結果の評価と採用決定プロセス
質の高い面接を行った後は、得られた情報を適切に評価し、採用の意思決定につなげることが重要です。ここでは、面接結果の評価方法と採用決定のプロセスについて解説します。
評価基準の明確化
面接前に評価基準を明確にしておくことで、主観的な判断に偏らない公平な評価が可能になります。介護職に必要な資質やスキルを項目化し、5段階評価などの定量的な評価方法を取り入れると良いでしょう。
例えば、「ホスピタリティ」「コミュニケーション能力」「専門知識」「チームワーク」「ストレス耐性」「成長意欲」などの項目ごとに評価し、総合点で判断する方法が効果的です。

複数視点での総合判断
複数の面接官がいる場合は、それぞれの評価を持ち寄り、多角的な視点で応募者を評価します。各面接官の評価が大きく異なる場合は、なぜそのような評価になったのかを話し合い、認識のずれを解消することが大切です。
また、面接だけでなく、提出書類の内容や筆記試験の結果、施設見学時の様子なども含めて総合的に判断しましょう。
文化適合性の重視
スキルや経験だけでなく、応募者が施設の理念や文化に適合するかどうかも重要な判断基準です。どんなに優秀でも、価値観や働き方の希望が施設と合わなければ、長期的な活躍は期待できません。
面接での質問に対する回答内容や、施設に対する質問の内容から、応募者の価値観や優先事項を読み取り、施設との相性を判断しましょう。
ポテンシャル採用の視点
特に未経験者や若手の場合は、現時点でのスキルだけでなく、成長可能性や学習意欲も重要な判断材料となります。向上心があり、柔軟な思考ができる人材は、教育投資の価値があります。
面接での質問に対する考え方や学習姿勢、これまでの成長過程などから、応募者の成長ポテンシャルを評価しましょう。
迅速な意思決定と通知
優秀な人材は複数の施設から内定をもらっていることも少なくありません。面接後は迅速に評価を行い、採用の意思決定をすることが重要です。
採用を決定した場合は、できるだけ早く応募者に連絡し、入職に向けた次のステップを案内しましょう。また、不採用の場合も丁寧に通知し、今後の応募につながる良い印象を残すことが大切です。
フィードバックの提供
可能であれば、採用・不採用にかかわらず、面接結果についてのフィードバックを提供することも検討しましょう。特に不採用の場合、改善点を伝えることで応募者の成長を支援し、将来的な再応募の可能性も広がります。
ただし、フィードバックは建設的で具体的なものにし、応募者の自尊心を傷つけないよう配慮することが重要です。
これらのプロセスを通じて、公平かつ効果的な採用決定を行い、施設にとって最適な人材を確保しましょう。次のセクションでは、採用後のフォローアップについて解説します。
採用成功事例と効果的な質問術の実践
ここまで介護職採用における面接のポイントと質問術について解説してきました。ここでは、実際に採用成功率を高めた事例と、その背景にある質問術の実践例をご紹介します。
デイサービスの採用成功事例
関東地方のあるデイサービス(従業員15名規模)では、以前は採用面接で一般的な質問のみを行っていましたが、応募者の本質を見極められず、入職後のミスマッチによる早期離職が課題となっていました。
そこで面接手法を見直し、「なぜ」「具体的には」「どう思った」「どう感じた」の4つのフレーズを活用した質問術を導入。さらに、施設見学を面接プロセスに組み込み、実際の職場環境での応募者の反応も評価に加えました。
その結果、3ヶ月で5名の採用に成功し、そのうち4名が1年以上継続して勤務するという成果を上げています。特に効果的だったのは、「具体的には」を使って応募者の抽象的な回答を掘り下げる手法でした。

特別養護老人ホームの質問術改革
関西地方の特別養護老人ホーム(従業員45名規模)では、採用面接の質問内容を一新し、応募者の価値観や人間性を重視した質問を増やしました。特に「どう思った」「どう感じた」を使って感情面に焦点を当てた質問を多く取り入れたことで、共感力の高い人材を見極められるようになりました。
また、複数の面接官による評価と、明確な評価基準の導入により、採用の客観性も向上。その結果、採用後の定着率が50%向上し、チームワークの改善にもつながりました。
グループホームの小規模施設ならではの面接術
九州地方のグループホーム(従業員8名規模)では、小規模施設ならではの「家族的な雰囲気」を重視した採用を行っています。面接では、職場の雰囲気に馴染めるかどうかを見極めるため、カジュアルな会話の中に質問を織り交ぜる手法を採用しました。
特に効果的だったのは、「行動面接法」と「なぜ」を組み合わせた質問です。「困難な状況でどう対応したか」という具体的な行動事例を聞き、さらに「なぜそのような対応を選んだのか」と掘り下げることで、応募者の思考プロセスと価値観を深く理解できるようになりました。
この手法により、2ヶ月で2名の採用に成功し、いずれも施設の文化に馴染み、長期的に活躍しています。
実践的な質問術のポイント
これらの成功事例から見えてくる実践的なポイントは以下の通りです:
- 4つの質問フレーズを自然な会話の流れの中で使用する
- 応募者の回答に対して、さらに掘り下げる質問を重ねる
- 施設の理念や文化に合った人材を見極めるための質問を用意する
- 面接だけでなく、施設見学など複合的な評価方法を取り入れる
- 複数の面接官による多角的な評価を行う
- 明確な評価基準に基づいて客観的に判断する
これらのポイントを自施設の状況に合わせて取り入れることで、採用成功率の向上と、採用後の定着率改善が期待できます。
まとめ:質問術で介護職採用を成功させるために
介護業界の人材不足が続く中、質の高い面接を通じて適切な人材を見極め、採用成功率を高めることは、施設運営の重要な課題となっています。本記事では、介護職採用における面接のポイントと、応募者の本質を引き出す質問術について解説してきました。
介護職採用の面接では、単に経験やスキルを確認するだけでなく、ホスピタリティ、コミュニケーション能力、ストレス耐性、成長意欲といった適性ポイントを見極めることが重要です。そのためには、応募者の本音を引き出す質問術が不可欠となります。
特に効果的なのは、「なぜ」「具体的には」「どう思った」「どう感じた」という4つの質問フレーズです。これらを活用することで、事前に準備された表面的な回答ではなく、応募者の真の考えや価値観、人間性を知ることができます。
また、リラックスした雰囲気づくり、積極的傾聴、行動面接法の活用、非言語コミュニケーションの観察など、面接テクニックの工夫も採用成功率を高める重要な要素です。
面接後は、明確な評価基準に基づいて複数の視点から総合判断を行い、文化適合性やポテンシャルも考慮した採用決定を行うことが大切です。
これらの質問術と面接テクニックを実践することで、多くの施設が採用成功率の向上と定着率の改善を実現しています。介護人材の確保が難しい時代だからこそ、面接の質を高め、貴施設にぴったりの人材を見つけることが、安定した施設運営の鍵となるでしょう。
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